みなさん、こんばんは。臨床心理士のゆり(@counseler_yuri)です。
先日から、自閉性スペクトラム障害の特定について具体例を紹介しておりまして、昨日は「想像力」の特性について紹介しました👇
https://発達障害支援.com/asd-imagination/
本日は3つの特性には、分類されないけれど、多くの方が持ってる特性について紹介します。
発達障害/自閉性スペクトル障害その他の特性とは?
手先の不器用さ
手の細かい動きが苦手な方が多いです。
はさみやカッターを使った細かな作業や、お裁縫など、子供の頃から苦手な方も多いかもしれません。
ちなみに、指先から身体の全身までそれぞれ意識を向けるヨガは身体感覚を養うのに有効です。
協調運動が苦手
協調運動とは、いろいろな動作をひとつにまとめる運動のことです。
例えば、なわとびは手で紐を回しながらタイミングよく飛ぶ協調運動です。
また、手足だけでなく、手と目だったり、身体の複数を同時に動かす運動も含まれます。
感覚過敏か鈍いか
発達障害の方は感覚過敏か、感覚が鈍いかのどちらかに傾くことが多いです。
それは物によってもちろん異なります。何かは過敏で何かは鈍かったりします。
感覚なので他の人と比べるのは難しいですが、みんなが困ってないことで困っていたりします。
感覚が鈍くて相談される方は少ないので、感覚過敏について主にお話します。
音
聴覚過敏な方は多いと思います。
これは人の話し声が気になるというよりは、苦手な声の人がいたり、大きな声が苦手だったり、特定の気になる音があったり様々です。
無意識のうちに街中はイヤホン必須の方も多いのでは?と思います。
電話が苦手な方も多いです。周囲で話し声がしていると、電話の音に集中できないという話はよく聞きます。
光
他のひとと比べて、光のまぶしさに敏感な方が多いです。
例えば、太陽の光だけでなく、パソコンやスマホなどの液晶画面の光もまぶしく感じやすかったりします。
味覚
特定の味に敏感だったり、味の濃淡に敏感だったりします。
触覚
チクチクやゴワゴワが苦手だったりします。首の後ろのラベルや洋服のつなぎめが肌に当たると気になります。
肌に優しい綿の洋服がおすすめです。あと肌に当たるインナーは裏返して着ちゃうのもありだと思います。
痛み
痛みの感覚に敏感な方もいます。
でも、痛みに鈍感で、重症化するまで気付かない方が大変かもしれないです。
時間感覚
とくにADHDの方に関しての研究が進んでいるようですが、他の方と比べて時間感覚が異なります。
時間感覚に関係する脳の部位は小脳や大脳基底核、神経伝達物質はドーパミンです。
たしかにADHDに関係しているものたちなので、時間感覚が異なるのも理解できます。
それでは、今日は以上になります。
次はADHDについて紹介します(^^)