みなさん、こんばんは。
臨床心理士のゆり(@counseler_yuri)です。
本日は環境の変化にうまく適応する方法をお伝えします。
発達障害の方は環境の変化が苦手な方が多く、環境の変化があるたびに体調を崩してしまうパターンが多いです。
生きていると環境の変化は避けられない場合が多いです。
環境の変化にうまく適応するスキルを身につけ、体調の変化を予防しましょう。
どんな環境の変化もストレス
まずは環境の変化とはなんでしょうか。
例えば、新しい仕事や学校、係が変わる、クラスが変わる、仕事内容が変わるのはもちろん環境の変化です。
それだけではなく、引っ越し、人間関係の変化、昇任など立場の変化、同棲、結婚などもすべて環境の変化になります。
環境の変化は悲しいことも、大変なことも、嬉しいことも、楽しみなこともすべてストレスになります。
ポジティブなものもストレスになるのは意外かもしれませんが、環境の変化にはストレスがつきものになります。
そして、環境の変化を乗り越えるのは大変なことです。
一般的に環境の変化があってから2〜3ヶ月に身体や睡眠や気持ちにストレス反応が出やすいと言われています。
それでは、環境の変化に適応するためのスキルをご紹介します。
前の役割と今の役割のプラスとマイナスを考える
環境の変化に伴い役割が変化したかと思います。前の役割と今の役割を分け、それぞれのプラス面とマイナス面を考えます。
例えば、営業課から人事課に移動した場合は、営業課にいた場合のプラス面とマイナス面、人事課にいた場合のプラス面とマイナス面をそれぞれ考えます。
離婚した場合なら、結婚していた時のプラス面とマイナスの面、離婚して1人になった時のプラス面とマイナスの面をそれぞれ考えます。
基本的には前の役割を理想化しやすく、新しいものには不安を感じやすいものです。
意識して今の役割のプラス面を多めに書くことがポイントです。
新しい人間関係を作る
今の役割を支えてくれるような新しい人間関係を作ります。
例えば、離婚して環境が変化した場合ですと、元夫を介して知り合った人間関係や、共通の人間関係は切れてしまったかもしれません。
しかし、結婚したことで疎遠になっていた昔の友人でも良いですし、新しく始めた趣味の人、SNSで出会った人など、今の自分を支えてくれるような人間関係を作ったり、目を向けていきます。
現実的なものに取り組む
現実的なものに取り組むことです。
例えば、仕事や資格、趣味など何でも良いです。
先ほどの離婚して環境が変化した場合ですと、自分のために使える時間がある分、新しい趣味にチャレンジしたり、おろそかになっていた美容に時間をかけてみるなど、何でも良いと思います。
漠然とした不安やネガティブな考えは、頭の中に入れておくとグルグルと大きくなります。
いったん、隅に置いて、現実的なもの、目の前の自分がコントロールできるものに取り組んでいきます。
変化していない部分にも注目する
最後に変化していない部分にも注目します。
例えば、離婚したことで縁が切れた人もいましたが、共通の友人でも交流が続いている人たちや、自分の家族、たくさん変わらない部分があります。
継続している趣味、仕事など、もちろん人間関係以外の部分もあります。
離婚や転職、係がえ、進学、昇任など…大きな変化ですと、自分の人生が大きく変わってしまうような気もします。
しかし、変わらない部分はたくさんあります。変わらない部分も見つけることで、広い視野を持つことができます。
はい、今回は以上となります。
環境の変化にうまく適応する4つの方法をお伝えしました。
また更新しますので、覗きに来てください。
それではー(^^)
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