みなさん、こんばんは。
臨床心理士のゆり(@counseler_yuri)です。
最近は非言語のコミュニケーションや聴く力など紹介していました👇
https://発達障害支援.com/developmentaldisorders-listening/
そもそも基本的なコミュニケーションについてご紹介していなかったので、今回は上手なコミュニケーションのポイントについて書いてみます。
できるだけ言葉で伝える
まずは、言葉で伝えることです。
沈黙が良しとされたり、察することが重視される日本文化。
何も言わずに、何も伝えずに、分かり合うことができたら素敵なことです。
しかし、違う人間なので100%分かり合うのは難しいことです。しっかりとコミュニケーションを取っていないと、ずれはどんどん大きくなりやすいです。
特に状況が悪い時ほど、ずれは大きくなりやすいものです。
非言語のメッセージから、そのひとが何を考えているのか、どんな気持ちなのか想像する場合は、個人の主観が挟まれることになります。そのひとへのイメージやそのときの状況など、いろいろなところから想像することになります。
言葉で伝えることで、誤解を少なくすることができます。誤解が誤解を呼び、ずれが大きくなる前に、なるべく言葉で伝えるようにします。
想像で決めつけない
相手の考えていること、言いたいことを「こう思っているのだろう」「言っても無駄だろう」と想像して、決めつけないことが大切です。
聞くのは面倒だったり、エネルギーや勇気が必要です。
しかし、実際に聞いてみないと、想像したことが誤解や勘違いかもしれないです。
相手との関係が大切だったり、継続させたいなら「聞いてみる」ことをおすすめします。
思い込みによるズレを言葉で伝えること、そして相手に聞くことで小さくできます。
相手は自分のこと分かっているとは限らない
例えば、「妻は自分のことを面倒に思ってる」とクライエントさんが言うので、「実際に聞いてみたのですか?」と聞くと、「聞いていないけど、そう思ってると思う」と言う場合は意外と多いです。
長年一緒にいても、いくら相手と深い関係でも、相手の考えていることを100%分かることほとんどないかと思います。
基本的に人間はコミュニケーションで分かり合うものです。
そして、相手は意外なほど、自分のことをわかっていないものです。例えば、めちゃくちゃ具合悪くて、にじみ出てるだろうと思っていても、意外と上司は気付いてなかったりします。
相手は自分のことを分かっていないのと同じように、自分も相手のことを分かっていない可能性があります。
ほんとうは違うかもしれないので、決めつけてしまうのはもったいないことです。
手紙やメールを有効活用
なるべく、顔を合わせて伝えるのが良いですが、なかなか難しい場合もあると思います。
そんなときは、電話、手紙やメールなど別の方法に頼るのも有効です。
直接伝えにくい内容も、ほかの手段だと伝えやすいですし、活字で伝えるのは音で伝えるのとは違った印象を与える場合もあります。
ひとつの手段に頼らず、いろいろな方法で伝えるのも良いと思います。
それでは、今日は以上となります。
コツコツと更新してきますので、また遊びに来てください!